あかね
「あかね」とは東南アジア産の柘で、シャム柘とも呼ばれます。印鑑として使える太さに成長するまで、20〜30年かかります。高温多湿の地で育つため、成長が早く水分が多いのが特徴ですが、日本国内にて丁寧に乾燥等の加工を行ってから印鑑に利用しています。 |
薩摩本柘
「本柘」とは日本で植林された柘をさします。薩摩本柘や御蔵柘のように、木の育った地名を冠して呼ばれる事が多く、薩摩本柘は鹿児島県産の柘で温暖な気候と、冬の寒さに育まれ、目が詰んで丈夫な印材です。50〜60年かかって、ようやく印鑑として使えるまでに成長し、さらに乾燥・加工に手間と時間を経てようやく印鑑として使えるようになります。現在は植林により子孫代々大切に育てられています。また、印鑑として使わない根の方も、印鑑キャップ等に加工され柘の木は捨てるところがなく、グリーン購入法適合材とされています。 |
黒水牛(芯持ち)
「黒水牛」は、独特の美しい光沢と耐久性、硬度、粘りがあり、汚れも目立たず朱肉のつきの良さにも優れています。当社の黒水牛は全て一番丈夫な芯を中心に加工した“芯持ち”と呼ばれるものです。「採り方」「加工法」も当社独自のこだわったものとなっており、特上品は更に芯が細い貴重な材料を使用しております。 |
牛角(色付・芯持ち)
現在では「牛角」と呼ばれる旧オランダ水牛です。芯持ちのため、硬質かつ粘り、耐久性、朱肉のつきや捺印性等、どれをとっても象牙に匹敵する高級印材です。色付きとは、角に模様(色)がついているものを示し、模様の専有面積だけで格付けされる場合が有りますが、本来牛角のランクは産地・種類・年齢の総合で決まります。 |
印相体
篆書体をもとにした書体で、円の八方に文字が広がり線が太くどっしりと落ち着いています。実印や銀行印に適しています。 |
篆書体
秦時代に作られた大篆・小篆の総称で、漢字の基本となる書体です。重厚・風格のある印影をつくり、実印のみならず全ての印鑑に適しています。 |
古印体
隷書体をもとに丸みを加えた書体です。7〜8世紀頃に日本で作られた、大和古印の伝統を受け継いだ古典な味わいを活かした日本独自の書体です。実印や銀行印に適しています。 |
楷書体
隷書をさらに写書に合うようにアレンジした書体です。非常に格調高く美しい書体で、書道のお手本などで良く目にするかと思います。実印などにはあまり使われず、認印に適しています。 |
行書体
楷書を崩して書きやすくした書体です。実印や銀行印に適しています。 |
隷書体
秦の時代に作られた篆書体を簡略化し、直線的にした書体です。端正でバランスがとれた読みやすく美しい書体です。認印に適しています。 |